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「札幌九区に、小さな祭りを発明する。」SESSA 2026 デザイン合宿を開催しました

2026年8月22日(土)、赤れんがテラス5階「眺望ギャラリーテラス計画」にて、SESSA 2026のデザイン合宿を開催しました。
今回の講師は、SESSAアドバイザーの水野晶仁さん(GEAR8代表)。
水野さんが普段、ご自身の会社で社内研修として実施しているワークショップをもとに、「札幌九区に、小さな祭りを発明する。」をテーマとしたデザインワークに取り組みました。
受講生に加え、コーディネーターやアドバイザー、財団職員もチームに参加。それぞれの立場や専門分野を越えてアイデアを出し合いながら、札幌の各地域に根付く新しい「小さな祭り」を考えました。
地域に暮らす人が主役になる「小さな祭り」とは?

札幌には、夏祭りやYOSAKOIソーラン祭り、ホワイトイルミネーションなど、多くの人が訪れる大規模なイベントがあります。
今回のワークで目を向けたのは、もっと身近な地域と、そこに暮らす人たち。
観光客を主な対象とする大規模なイベントではなく、半径1~2kmほどの地域に暮らす人たちが主役となり、日々の暮らしの中で楽しめるような「小さな祭り」をつくるとしたら、どんなものが考えられるでしょうか。
水野さんから、アイデアを考える際のヒントとして示されたのは、
- 地域住民を主な対象とすること
- 大きな設備投資を必要とせず、小規模・低コストでできること
- 地域の細かな魅力や特徴を拾うこと
- 開催時期や参加資格など、祭りならではの独自の設定を加えること
- 既存の祭りを模倣せず、自由でユニークに考えること
など。
持続性や予算といった実現可能性はいったん横に置き、まずは自由に発想を広げていきます。
まずは、一人ひとりが「祭りの種」を考える

ワークは、個人でアイデアを考えるところからスタート。
一人5枚程度の「祭りの種」を考え、思いついたアイデアを次々と書き出していきました。
ここで大切にされたのは、最初から完成度の高いアイデアを目指すのではなく、まずは自分自身の頭で考え、発想の数を増やすこと。
今回のワークでは、AIにアイデアを出してもらうのではなく、参加者自身の発想を大切にすることもポイントとして示されました。
「こんなのがあったら面白いかも」という小さな思いつきも含め、まずはたくさんのアイデアを出していきます。
「その場所だからこそできる祭り」を考える
続いて、チームごとにそれぞれの「祭りの種」を共有。
一人ひとりが考えたアイデアから面白い要素を拾ったり、異なるアイデア同士を掛け合わせたりしながら、一つの「祭り」へとブラッシュアップしていきました。
さらに、担当する区の特徴的な場所や地域資源などを挙げながら、「その場所だからこそできる祭りとは?」という視点から、アイデアをさらに深めます。
受講生だけでなく、コーディネーターやアドバイザー、財団職員もチームの一員として参加。
それぞれの専門や立場に関係なく意見を交わすことで、一人では思いつかなかった発想へとアイデアが広がっていきました。
アイデアを掛け合わせ、一つの「祭り」へ
個人で生まれたたくさんの「祭りの種」は、チームでの対話を通じて、少しずつ一つのアイデアへとまとまっていきました。
地域にある場所や自然、特徴、暮らしの中にある身近なものなど、さまざまな要素に着目しながら、「その地域だからこそできること」「地域の人が参加したくなる仕掛け」を考えていきます。
そして最後は、各チームが考えた「小さな祭り」を発表。
それぞれ異なる視点から地域の特徴を捉えた、ユニークなアイデアが発表されました。
「面白い?」「100年続く?」みんなで投票
各チームの発表後は、参加者全員で投票を行いました。
評価の視点は、「面白さ」「独自性」「100年続く可能性」「その地域でしかできないか」など。
自由に発想してきたアイデアを、こうした視点から改めて見てみることで、その祭りならではの魅力や地域との結びつきを考える機会にもなりました。
地域を見つめ、アイデアを掛け合わせる

今回のデザイン合宿では、「小さな祭り」を考えるプロセスを通して、身近な地域を改めて観察し、そこにある特徴や魅力を拾い上げながら、アイデアへとつなげていきました。
一人で考えるだけではなく、それぞれが持ち寄ったアイデアを共有し、異なる視点を掛け合わせることで、発想が思いがけない方向へ広がっていく面白さも、今回のワークの醍醐味のひとつです。
こうした、身近なものをいつもとは異なる視点から捉え直すことや、異なる専門性や価値観を持つ人との対話を通じて発想を広げていくプロセスは、ビジネスにおいても、新たな課題や可能性を発見し、これまでとは違う角度から解決策を考えることにつながります。
目の前の課題に対してすぐに答えを出すのではなく、視点を変え、問いそのものを捉え直しながら、より広い視野で考えてみる。今回のワークは、そんなデザインの思考を実践的に体験する機会にもなりました。
水野さんの進行のもと、さまざまな分野で活動するメンバーが一緒になって考え、対話しながらアイデアを形にする。
日々の仕事やこれからのクリエイティブに活かせる、新たな視点を得る一日となりました。

【開催概要】
SESSA 2026 デザイン合宿
日時:2026年8月22日(土)12:00~18:00
会場:眺望ギャラリーテラス計画(赤れんがテラス5階)
講師:SESSAアドバイザー 水野さん
参加者:16名(SESSA受講生、コーディネーター、アドバイザー、財団職員など)